nagano matsumoto
babake residence
松本市 重要文化財 馬場家住宅
松本市内田にある重要文化財の馬場家住宅を訪れました。
11月下旬、紅葉もひと段落したころの澄んだ空気の中で、静かに佇む本棟造りの建物がとても印象的でした。
鉢伏山の西麓に広がる景色とともに、時代を超えて受け継がれてきた馬場家の屋敷構えをゆっくりと歩きながら眺めました。
この日は坪庭との境の障子が開けられており、柔らかな光差し込み、庭の緑と静かにつながっていました。
庭と主屋がひとつの空間になったようで、ゆっくりと流れる心地よい時間を過ごすことができます。
外の空気はひんやりとしていましたが、室内には穏やかな温かさが流れていました。
梯子段を上った先には、天井の低い小さな部屋がありました。
障子越しの光がそっと広がり、静かに籠もるような落ち着いた、やわらかな静けさに満ちた空間です。
障子を開くと、表門を縦格子の間から眺めることができ、その景色が額縁に収められた絵のように、意図された仕掛けのような美しさを感じることができます。
この日は坪庭も特別公開されており、冬へ向かう前の、信州らしい澄んだ空気と色づいた自然をゆっくりと感じることができます。
この日は「内田のお菜取りまつり」が開催されており、野沢菜の収穫体験も行われていました。
温かい豚汁も無料でふるまわれ、私も美味しくいただきました。
野沢菜畑の向こうに北アルプス連峰を遠望することができます。
nagano matsumoto
babake residence
松本市 重要文化財 馬場家住宅
長野県松本市内田
松本市内田にある、国の重要文化財・馬場家住宅です。
11月下旬、紅葉が落ち着き始めた頃の澄んだ空気の中で、冬へ向かう信州の自然と、馬場家住宅がまとう静かな風情を感じることができます。